22. 1579マカオで司祭に昇格

22司祭

 ヴァリニャーノがルイス・デ・アルメイダを含む5人の修道士を司祭に推薦しマカオへ送ったのは、有馬や天草で急速に増加した信者の世話をする司祭の不足を感じたからだったようです。

「司祭」は教会の長で、ミサ・洗礼・告解・結婚などの宗教儀式を行う権限を与えられています。

 カトリック教会はローマ教皇を頂点とする「教皇ー枢機卿ー大司教ー司教ー司祭」というピラミッド組織を形成しています。

 多大な貢献をしながら、長い間、修道士のままで、なかなか司祭に叙階されなかったアルメイダにとって、千載一遇の機会だったと思います。